愁い(うれい)
代わり映えのない毎日。
特に何が起きるという訳でもないけれど、性格かな? いつも細々と心配事をしているような気がする。
仕事のこと、娘達のこと、健康のこと、等々.…
今朝も通勤途中で立ち寄ったコンビニで、パンとコーヒーの買い食い父さん。
ちゃんと朝食も摂ってきてるのに、コーヒーを飲むと口が寂しくなる悪い癖。
カロリー高め? なんてまた小さな心配事💧
買わなきゃいいのにと、後になっていつも思う。
もっとも、昼夜肉体労働していると、食べても食べてもお腹が空くんだけどね。
自宅のある町から山里の職場まで続くまっすぐなバイパス道路。片道50分程の間に左側だけでコンビニが7軒。めくるめく朝カフェの誘惑の道。☕
意思の弱い私は、今日もコーヒーカップ片手に車を走らせる。
若い時分からずっと変わらないけれど、街を離れるにつれ心が穏やかになってゆくような気もする私。
遮るものなく遠くまで見渡せる、四季折々な景色のせい?
自己主張するでもなく、そこにあるのがさも当たり前のように、葉一枚、枝一本が織り成す何気ない自然の造形が目を和ませる。
明けたばかりの涼しげな空には、止まっているのか、動いているのかわからないほどゆっくりと漂う朝の雲。
いつもは目に留めることなく、そのすぐ脇を通り過ぎてしまう道端の草が、時として初めて目にした草木のように心を引き付ける。
車を停めてスマホのカメラを向けると、そこには四角く切り取られた心の有り様が写り込む。
目に映える風景は心を膨らませ、抱いた愁いをいつの間にか吹き消してしまう。
ふいに浮かんだ道端の五・七・五…
『ねこじゃらし 愁いくすぐる 明けの空 日射しやわらぐ 秋のたわむれ』
とんと、お粗末さまです…。☕💧